(主語)(動詞)(目的語「~を」). 第3文型 (主語)(動詞)(目的語「~に」)(目的語「~を」). 第4文型

例えばhaveはa wonderful eveningなどの「~を」という目的語を要する。askはhimなどの「~に」という目的語を要する。oweは「owe you a formal excuse」のように「~に」「~を」と連続した目的語を要する。これらは「必ず置かなければならない」のであって、「置くことができる」ではない点を勘違いしてはならない。

例文

こうした目的語の要不要は単語によって決定されているので、単語単位で刷り込む必要がある。日本語を土台に置いて、「~に」「~を」という動作の意味上の対象のみから機械的に判断しようとしても不可能である。例えば、「ベッドに横たわる」はI lie on the bed.であるが、日本語で「ベッドに」は「~に」だから目的語かというとそうではない。I lie the bed.とは言えないのである。lieは①で説明した自動詞なので、前置詞onを用いて「ベッドの上に」という副詞句が置かれているのだ。一方、「リサは東京医療学校に通う」はLisa attends Tokyo Medical School.などと言えるが、こちらはTokyo Medical Schoolが目的語である。attendは他動詞であり、出席する場所が「~に」という目的語になるのだ。したがってこの場合は逆にattend to Tokyo Medical Schoolとするのは間違いになるのである。

同じ「~に」の取り扱いでも単語によってこのように異なるわけで、何か汎用的な一つのルールを覚えてこれら全てに対処しようとしても無理であることがおわかりいただけるだろうか。「lieはこう使う(第1文型である)」「attendはこう使う(第3文型である)」と個別にマスターする他無い。

第4文型を取る動詞はgive型(相手の元に何かを届かせるタイプ)とbuy型(相手のために何かをするタイプ)の二つに分かれる。「私はあなたに正式に謝らなければなりません」はbuy型の例でありI owe you a formal excuse.などとなる(直訳すれば「借ります」「あなたに」「正式な謝罪を」)。

重要ポイント

なお、第4文型はO1をO2の後ろに持ってきて、第3文型SVOに書き換えることができる。その場合、give型ではO1だったものに対して前置詞toをつけるが、buy型の場合はforをつける。askの書き換えがofになることも刷り込んでおきたい。これらも、後ろに回った「前置詞+元O1」は既に目的語ではなく副詞句になっていることに注意。「私は彼にスカーフを与えた」はI gave him a scarf.と言えるが、I gave a scarf to him.と書き換えられる。「私は彼にスカーフを買った」はI bought him a scarf.と言えるが、I bought a scarf for him.と書き換えられる。「私はあなたにお願いがある」はI ask you a favor.と言えるが、I ask a favor of you.と書き換えられる。しつこいようだが、「~に」と訳せるものが何でも目的語なのではない。to him, for him, of youは既に副詞句になってしまっている。

この種の言い換えはO2の後に来る「前置詞+名詞」の部分に言いたいことのポイントが来るニュアンスが発生することにも注意が必要。3の「新情報と旧情報」で詳説するが、上の3つの例文ではそれぞれto him, for him, of youに話のポイントがあることが明確になっている。「私が本を与えたのは、彼か、彼女か、あなたか。それはあなただ」というニュアンスである。「誰が与えたのか」「何をしたのか」にはポイントが無い。

cost, take, save, envyなど、この種の書き換えができない動詞もある。

学習を続けましょう

文法の基本概念を理解したら、実際のトレーニングで練習してみましょう。

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